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  • 2024/04/26 (Fri)

メンドーサでの教訓

ワイナリーツアーを終えた私達。
その日の夜は街の中心部セントロへ。
この時期は日が長いので、夜7時になってもまだ外は明るく
日が落ち始めるのは夜の8時半から9時位。
また、スペイン語圏であるアルゼンチンにもシエスタ(お昼寝タイム)があり
食事時間が日本とは少し異なります。

そんな訳でレストランのディナータイムが始まるのは9時前後が一般的。

お腹が空いていた私達は午後8時半、
偶然見つけたビュッフェのディナータイムに行ってみることに。※1

アルゼンチン最後のアサード!

お肉ジュワワワァーー


「アルゼンチンさぁー楽しかったね~♪」

お腹が一杯になりお店を出る時には10時を過ぎていました。外はすでに真っ暗です。

外の暗さに、さすがに少し緊張しながら早足で歩き出した姉妹。※2
「ヤバイね、怖いね。これは急ごう」
人通りの多い道をアルゼンチン人家族の後ろにつきながら、
「何かあったらこれを吹く」と、
緊急事態用の笛を握り締め、
試し吹きをしたりしながら、帰り道を急ぎました。

そのうち宿の明かりが見えてきて、
宿まであと50mもないくらいまで来た頃、
歩道の右側に二人の男が座っているのに気が付きました。
家の前だったので、そこの家の人なんだろうなと思いつつも、
ちょっと怖いなぁと思ったので、
歩道を下り、車通りも無かったので車道の真ん中を歩き始めました。
すると車道の左側にも男が1人いたようで(miina未確認)で、
「ウワーなんか怖い…」と思いながら、
目前まで近づいた宿へ向かいました。
「あの電気が付いてるとこだよ!」
「うんっ!」

と、その時。

男二人が乗ったバイクが一台、
姉妹の横を通り過ぎ、そして少し前方で止まりました。

「まさかね。」

そう思った直後、二人のうち1人、
ヘルメットを被った男が私達の前に駆け寄ってくるではありませんか。


↑こんな感じ。(銃持ってるぜアピール)


まさかの事態に姉妹絶叫。
「ギャーーーーー!!!!」
もう今まで出したこと無いくらいの大声。
緊急事態用の笛は握り締めたまま。
吹けるわけありません。

すると敵はターゲットをmiinaに決め、ロックオン。
肩から掛けていたバッグに手を掛けました。


↑「ウワーー!ワーー!!」の図。

バッグには旅の予定や予約を管理しているiPod touchや
カメラが入っています。※3
「いやいや!無理無理!困るから!!盗られたくない!」と
銃を持ってるアピールを見ていなかったmiinaは必死の抵抗。
バッグの引っ張り合いになりました。※4

その間、もう1人の男はバイクで逃走すりために待機。
aimiは喉がおかしくなるくらいの激しいシャウトをしていました。

引っ張り合いはほんの数秒の事だったと思います。
しかし、時間がかかり過ぎてしまったと感じたのか、
敵はバッグを諦め、バイクに乗って逃げていきました。

なんとか九死に一生を得た姉妹。
目の前の宿に絶叫したまま駆け込みました。

そう、私達は引ったくり強盗に遭いました。(また未遂)

何故こうなったのか。
今回ばかりは真剣に考えざるを得ませんでした。

反省点は「※」で記した部分。
※1、夜出歩くのは控えるべきだった。
※2、出歩くなら帰りはタクシーにすべきだった。
※3、バッグの中身は必要最小限にすべきだった。
※4、強盗犯に抵抗してはいけない。

今思うと当たり前の事なんです。
でも、出来てなかった。
メンドーサがブエノスアイレスに比べて田舎だったことや、
自分達にとって過ごしやすそうな場所だったという油断。
これらがこんな事件を引き起こしてしまったのでしょう。
後から聞いた話では、メンドーサは国境近くの街のため、
結構危ない所だったそう。
未遂に終わったことが奇跡的なくらいです。

これらを踏まえて、
私達は旅のスタイルを変えることにしました。

まず、これが今までの私達。

「THE 日本人ツーリスト」


そして、これからの私達。

「完全武装(南米エディション)」


これで犯罪被害が減ることを祈りつつ、
今まで以上に慎重に旅を続けたいと思います。


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  • 2012/01/30 (Mon)
  • Argentina
  • コメント(10)

メンドーサでの1日

ブエノスアイレスから夜行バスに乗って17時間。
チリを目指してたどり着いたのは「メンドーサ」。
アンデス山脈の麓にあるメンドーサの気候は地中海性気候。



街の周りにはどこまでも続くぶどう畑が広がっており、
ワインやオリーブの生産地として有名です。

メンドーサからバスに乗って少し行ったところに
「マイプー」という小さな町があり、
そこでレンタルサイクリングが出来るので
自転車を借りてワイナリー巡りをするというのが、
メンドーサでは人気のツアーです。


というわけで、
早速自転車を借りてみる。





水とワイナリーマップを貰えるので、
それを見ながら行ってみたいワイナリーを目指します。 ヒャッホー!

まずはワインミュージアム。




ワインの作り方が何となくイメージ出来る施設。

この樽の大きさ!


その次はオリーブ&チョコレート。
オリーブオイルや加工品の作り方を説明してもらったあとは試食コーナー。



オリーブペースト美味しい!


リキュールの試飲も出来ます。


美味しい♡ よし!次行こう!

ヒャッホー!たーのしー!


その後向かったのは「Di Tommaso」というワイナリー。


ワインのコンクールで受賞経験をもつハイクオリティなワインを作っているらしい。

湿度を一定に保つ為に大きな樽で保存しています。




ワイナリー見学の後はテイスティング。4種のワインを次々に飲み比べ。




うん、ハイクオリティ!

こうしてワイナリー巡りを終えて、
レンタルサイクリング屋さんに戻ると、フリーワインサービスが待っていたりします。
なので、お好きな方はおつまみを持参する事をオススメします。

くれぐれも飲みすぎないように!
  • 2012/01/24 (Tue)
  • Argentina
  • コメント(1)

主食はバカ

学生の頃、地理の時間に
この国の主食はお米で、この国ではとうもろこしで、この地域はキャッサバで… なんて勉強しませんでしたか?

その授業の中で、とても印象深かったのが
「アルゼンチンの主食は肉」。
どの国も大抵穀物や根菜を主食にしてるのに、アルゼンチンは肉?!
当時そんなアルゼンチンに憧れを抱いていたのは言うまでもありません。

実際ここブエノスアイレスでもお肉(ほぼ牛肉)はとても安いようで、
宿では毎日ステーキを焼く匂いが漂っていました。

それでは行ってみましょう。

これがアルゼンチンの主食「肉」です!







ビッグサイズ!!
アンド
フォーエバー!!



恐ろしいくらいの量で色んな肉が焼かれています。
この焼肉料理を「アサード」といいます。

ちなみに、主食は肉と連呼しましたが、
レストランではピザやパスタが多く、
パンやパイなど洋風の食べ物が食べられているようです。


最後に、
スペイン語で「牛」は「vaca(バカ)」
  • 2012/01/19 (Thu)
  • Argentina
  • コメント(6)

大都会ブエノスアイレス

気温34℃、37℃という日々が続くブエノスアイレス。
暖かい土地を渇望していたのに、
いざ来てみるとその暑さに体がついて行かず、
動けなくなってしまいました。

しかし、それじゃあもったいない!と
気合いで歩き回ったブエノスアイレスをダイジェストでご紹介。

まずは街のシンボル「オベリスコ」。


67mもあるという白い塔。

そして、カラフルな街並のボカ地区。



立ち並ぶカフェやレストランでは
アルゼンチーナ達のタンゴや弾き語りを見ることができます。


通り掛かりに見たスタジアム。
「ボカ・ジュニアーズ」というアルゼンチンでも人気のチームのスタジアム。



そして、世界で2番目に美しいと言われている本屋さん「El Ateneo」


劇場を改装して作られていて、
舞台の奥はカフェスペースになっています。


中は普通の本屋さん


実際行ってみると、思っていたよりも小さく感じて、写真で見ていた方が想像も膨らんで美しいって思えるかなぁ。でも、ステキです☆


そして、こんな猛暑の中を歩き回るのに欠かせないのが、「ジェラート」!!
ブエノスアイレスにはジェラート屋さんがたくさんあります。

その中でも1番美味しくて気に入ったお店「cadore」。
街の中心を走るコリエンテス通り1695にあります。



お店の中にはジェラートが入ってる鍋?が並んでいて、種類も色々。


死ぬほど暑い中での至福の時。。


感動して15分後に2個目。


どれを食べても美味しい!!


ブエノスアイレスに来たなら是非行ってみて下さいね。

  • 2012/01/19 (Thu)
  • Argentina
  • コメント(1)

ケチャップ騒動

楽しかったモロッコを後にし、
次に向かったのは南米アルゼンチンのブエノスアイレス。
モスクワ、マドリッド、マラケシュと
思っていたよりもずっと寒かったので、
やっと暖かい所へ行けるんだ!と心躍らせながら到着。

空港へついた時点ですでに空気がモワッとしており、
暖かいではなく、「暑い」!!
真逆の季節を実感しました。

空港から市街地へはシャトルバスで45分ほど。
バスにはwifiが飛んでいてネットし放題。

バスを降りた2人は今夜の宿に向かおうと
この道をどっちへ行こうか…
と地図を広げて少し立ち止まっていました。

すると、突然黒いタンクトップ姿の白人のおばちゃんが
「あなた達、何か付いてるわよ」
と言った表情でティッシュ片手に近付いてきました。
驚いてaimiの方を見ると、
帽子や服、バックパックに線状に緑色の液体が付いてるではありませんか!
動揺した姉妹は

「えー!何?木の下を通ったから?」
「えっ?これ、ハトのフンじゃない?最悪だぁ~…」
「miinaにもついてる!! にしてもハト、出し過ぎじゃない?」



「原因はハト」
そう思い、テンションがた落ちでハトのソレを処理。
アルゼンチン到着早々ついていなー、暑いし、もう歩くのもヤダ!と
すぐさまタクシーに乗りました。

さて、宿に着いてその事を話すと

「それはケチャップ強盗ですね」

あっさり言われてしまいました。

宿の方が言うに、
アルゼンチンのおばちゃんがティッシュを持ってること自体が不自然だ、と。
うーん、なるほど。。

ケチャップ強盗とはケチャップやマスタードなどの液体をカモに分からないように振りかけ、
さも心配するかのように近付き、拭くのを手伝ったりしながら財布をスったりバッグを持ち去るのが手口。





何も取られなかった事が不幸中の幸いでした。
本で読んだことはあるけど、
本当にこんな事ってあるんだ…

その後、Aimiはスリに遭いかけ、
別の日には同じ宿に泊まっていた男の人が
お金を奪われて帰ってきました。

これだけ書いたら
「ブエノスアイレスはなんて危険なんだ!」
と思われるかも知れませんが、
被害に遭うということには
油断や隙、いつもと違う事をしている、明らかに旅行者の装い、など色んな要素が絡まっている様に思います。

油断禁物。それが1番。
これからも油断しないように、
姉妹は安全な旅を続けます!
  • 2012/01/18 (Wed)
  • Argentina
  • コメント(3)